チベット日記


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2004年3月8日(月)

今を生きる

「今を生きる」って言葉、僕すごく好きなんですよ。いや、でもね。あの「今さえ良けりゃいい」って感じにバカやってる金髪の若者みたいな生き方じゃないですよ。あれは今を生きるっていうか「先を考えられない」、「先を考えたくない」とかいう現実逃避ですわな。

じゃあ、僕が言う「今を生きる」ってどういうものかというと、実はそれほどポジティブに生きるって感じでもないんだなあ。まあ、結果的には前向きなものにはなるんだろうけど、そこにたどり着くまでが、ものすごく後ろ向きの過程を経るわけです・・・。(笑)

つまりはね、生きるということは常に死に向かう前提なわけで、死っていうのは誰しもに平等に訪れるわけです。みんな普段は死ぬことなんて意識したことがないでしょうから、死について考えたことがないと思いますけど、死というのはみんなが思っている以上に突然訪れるもので、思っている以上に残酷なものだと思うんです。

例えば、ある人がどんなにお金を持っていても、天国にお金はビタ一文持っていくことは出来ません。ある人がどんなに恋人を愛していても、恋人を一緒に連れて行くことは出来ません。ある人がどんなに夢を持っていても、天国で夢を叶えることは出来ません。そして、死んでしまえば、周りの人の記憶には残っても、自分自身には何も残りません。死とはそういうものです。残酷なんです。

だから、僕は思うんです。

「今を一生懸命生きなければ」と。

死に向かって生きている以上、誰しもに死は訪れるわけで、その日その日を一生懸命生きなきゃそれこそ死んでも死に切れんわけで、自分自身に満足の行く生き方なんてできないと思うわけです。明日、死ぬかもしれんなあと思えば、嫌でも一生懸命生きますわねえ。

まあ、こんな気持ちは大病をした人とか、大事故で九死に一生を得たという人じゃないと分からないかもしれないですけど、「今を生きる」ってのはそういうことじゃないのかなあと僕は思っています。


2004年3月21日(日)

自己管理は社会人の常識です

私事ながら、先日二十日は僕の姉の結婚披露宴でした。当然のことながら、僕は弟ですので披露宴に出席するわけですが、日頃の行いが悪いのか、その日の体調は近年まれに見るほどの悪さで、朝起きた時点では披露宴どころではありません。なにせ頭はガンガンするし、食べ物は何も受けつけないという状態で、とてもじゃないですが披露宴どころではありませんでした。

最初は、症状からするとただの二日酔いかなあと思っていました。というのも、実は前の日に中学の時の同級生と0時過ぎまで結構の量のお酒を飲んでいたので、「まあ、しばらくすりゃ治まるだろう」とタカをくくっていました。二日酔いを治めるためにポカリスエット500mlをグビッと飲み干し、胃のムカムカと頭痛が治まるのをジッと待っていましたが、一向に治まる気配がありません。それどころか、頭は痛くなる一方で何だか熱っぽくすら感じてきました。

「ありゃ、ひょっとしてこれ二日酔いじゃないんじゃねーの」

そう思ったときは時すでに遅く、完全に風邪をひいていたのでした。そういえば、2・3日前から喉が痛くて、咳が異様に出ていたことを思い出しました。ひき始めにしっかり直しておけば良かったと思っても、もうどうしようもありません。とにかく行くしかないのです。

ああー、俺のバカバカ。なんで「喉が痛いよぅ。このまま、飲みになんか行っちゃったら間違いなく風邪ひくぜぇ」という体から発せられている信号を無視して飲みになんか行ってしまったのだろうか。つくづく自分のアホさ加減に嫌気をさします。とか考えている間にも出発の時間はどんどん近づき、そして時間が経過するごとに僕の体温もヒートアップしていきます。OH!MY GOD!

それで、いよいよ会場へ出発の時間になり、親戚と一緒にタクシーで会場へ向かうわけですが、車の中では会話も上の空。この時点ではもう、僕の「アンタ完全に風邪ですよ」現象である目の周りがボーッと熱くなってくる末期症状まで現れ始め、僕は完全にグロッキー状態でした。披露宴に出席するという意欲は薄れ、姉の晴れの舞台だから参加せねばという気力だけが僕を会場へと向かわせていたのです。でも、正直言うと誰かが、「アンタ頑張ったよ。ここまでやればいいじゃない。お姉ちゃんもきっと分かってくれるよ」と言って背中を押してくれれば、いつでもタクシーを降りる準備は出来ていました。(オイオイ)

とまあ冗談はさておき、それぐらい体調は悪かったわけで、披露宴が始まる前から終わる時間が気になって仕方ありませんでした。不謹慎だよねホント。姉ちゃん、ごめんね。結局、披露宴が始まってもやっぱり体調は優れないままで、目の前のテーブルの白いクロスとただ通り過ぎていくだけのおいしそうな料理をボォーと見ているだけしかないという、何とも情けない2時間を過ごす羽目になってしまいました。ホント何しに行ったのか・・・。

姉の結婚という感動的な場面に立ち会うことは出来ましたが、熱でボォーとした頭じゃなければもっと楽しめたのになあと本当に後悔しました。体調管理はしっかりしないとだめですね。


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ついでに書いておきますと、今日は相方と遊ぶ予定でしたが、披露宴の前日に夜遅くまで飲みに行くという自己管理の甘さを指摘された上に、「完全に元気な時じゃないと遊びたくない!」と言われ、今日は1日中ベッドで寝る羽目になってしまいました。相方さん、あなたの言うとおりです。僕は、少々考えが甘かったです。社会人たるもの自己管理は常識ですよね。すいません。

みなさんも気をつけてください。


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