チベット日記


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2001年11月9日(金)

冬が来た

マフラーをしている女の子が増えている。

「ああ。冬が来たんだなあー。」と思わず実感。

ここのところの暖かさが嘘みたいに、最近、急に冷え込んできた。僕の方といえば、、冬が来たついでにさっそく風邪のお土産をもらった。でも、それもいいじゃないか。だって、冬は僕の大好きな季節だからである。

僕は、なぜか知らないがどこか物悲しく、ピンと張りつめたような空気を感じられる冬が好きなのだ。夏のポワーとした浮ついた空気は、僕にはどうも合わないらしい。(僕がただ単に暗いだけなのかもしれんが。)

でも、冬が好きという人は僕に限ったことではないと思う。例えば、街を行く恋人達なんかそうであろう。恋人達の季節であるクリスマスに、夏のサンサンと照りつける太陽の中「メリークリスマス!」とやるのも、どこか間の抜けたものになってしまうだろう。やっぱり、少し薄暗い空の下で、明かりを消してキャンドルを灯さないと雰囲気が出ない。まあ、オーストラリアは知らんが。

加えて、寒いから恋人達は寄り添って「寒い?こっち来る?」などと言ったりするわけで(なんて書いている自分が素で寒くなってきたが)、日本のクソ暑い夏に「こっち来る?」なんて言われたら、それこそ犯罪ものである。やっぱり、恋人達の季節は冬じゃなきゃねえ。同じシチュエーションでも、冬と夏でこれだけ違うものである。

冬ってのは、やっぱり、こう、センチメンタルな気分になれるところがいいもんだよなあ。まさに、これが僕の冬が一番好きな理由である。センチメンタルな気分になるには、物悲しく咲いている花だとか、葉っぱが落ちてしまった木であるとか、薄暗い空だとか、そういうシチュエーションが必要なのだ。(蚊の飛ぶ音聴きがらセンチメンタルな気分に浸るのは無理でしょ?)

なぜこんなことを言うのかというと、普段の生活があまりにもそっけないので、気分だけでも現実から離れてセンチメンタルな気分になりたいのである。まあ、悲劇のヒロインにも、ピーターパンにも、結局どっちにもなれないから現実に否応なく戻されるわけだけど・・・。

とにかく、今年も冬が来てくれて本当にうれしい。これで、もしスキーが出来るのだったら、もっと良かったのになあ、と思う今日この頃である。


2001年11月11日(日)

夢を買う

真剣に、宝くじを買おうかと思う。僕は妄想することが大好きなので、三億円当たったら「あれをやろう!これをやろう!」ということは、すでにシュミレーション済みだ。しかしながら、宝くじを買う、という行為は一度も実行に移したことはない。

「買わなきゃ当たらない」とはよく言ったもので、全くもってその通りである。というわけで、今年からはマジで3億円を狙いに行きたいと思っている。まあ、狙いに行ってもなかかな当たるモノでもないが、買わないよりは大金を手にする確率が0コンマ000000000000001ぐらいは高くなるだろう。ああ。何とかして大金が手に入らんものか。

ああ、そうそう。ちなみに、僕が三億円手にしてやりたいことは

「プリンで作ったプールに飛び込むこと」です。ダーイブ!

よし、買おう。宝くじ!


2001年11月15日(木)

出会い系サイト

「出会い系サイト」って実に軽薄なネーミングだと思う。

最初に「出会い系サイト」なる名前をつけた人とは、一体どんな人だろうか。軽々しいイメージを植え付けるには最適なネーミングではあるが、それゆえに簡単に身も知らぬような人と会ってしまう、という危険性もはらんでいる。「出会い系サイト」といってもやってることは所詮テレクラと同じことなのに、「出会い系サイト」と聞くと、どこか安全な感じを受けるのは僕だけだろうか?

インターネットは、繋ぐ環境さえあればいろんな人達と出会うことの出来る、とても便利なものである。それこそ、世界中の人とネットを介して出会うことも可能だ。しかし、使い方を誤ると、それは自分の身を滅ぼすことになりかねない危険なものとなる。つまり、いろんな人達と出会えるということは、普通だったら出会わなくても済んだような人達とも出会ってしまう可能性がある、ということも意味するのである。

だから、ネット上で簡単に個人情報を晒したり、安易にネット上の人物を信じることは大変危険なことなのだ。ネット上では、自分の情報の扱いについてより慎重にならくてはいけないし、ネット上の情報を鵜呑みにしてはいけないのだが、「出会い系サイト」では、なぜかそれが容易に出来てしまう。恐ろしいことである。

以前からそのことは指摘されていたが、今日見たニュースではなんと、出会い系サイトを使っていた高校の先生が殺害されたという。まったく、何ということだ。職業で差別するのは少し古いかもしれないが、先生というのは聖職者であり、人にモノを教える立場で、安易にそういったサイトに出入りしてしまうのは一体どういうことだろうか。こんなことで人にモノを教えられるわけがないではないか。この先生が被害に遭われたことはたいへん悲しむべきことだと思うが、ネット上で安易に人を信用することが本当に命取りになる、ということが皮肉にも証明されてしまった結果となったわけである。

今回の事件は、僕もインターネットという便利なものを使っている以上、その分リスクを負っているのだということを改めて感じさせられるものであった。いま一度、気持ちを引き締めなくては。


2001年11月26日(月)

カニ

先週の日曜日、カニを食べるために福井まで行ってきた。普段はうっかり者のだと相方からバカにされているこの僕だが、今回は前日から抜かりのないようにインターネットで下調べをし、さらには福井の周辺地図までプリントアウトする力の入れようである。だから、今回は絶対、準備万端・・・のはずだった。

ところが、やはり俺はどこか抜けているらしく、せっかくプリントアウトした周辺地図も、おまけに予習のためと思い車から持って来ておいた、大事な大事なロードマップ(東海・北陸版)まで見事に忘れてきてしまったのだ!これには流石にに自分でも呆れたが、きっと相方はさらに呆れていたことだろう。ガッデム!最悪の幕開けだったが、ともあれ一泊二日の珍道中は始まったのだった。

しかし、思い起こせば遠出をするのはずいぶんと久し振りである。昨年は、いろいろ訳あって全くと言っていいほど、どこにも行っていなかった。そのせいもあってか、僕自身も今回の旅はかなりワクワクしていた。

名神高速から北陸自動車道に乗り、見る見るうちに風景が寂しくなっていく。そういえば、心なしか寒いような気もしてきた。やっぱり北陸だからだろうか。名古屋とはまた違った寒さである。道の方もそれほど渋滞することもなく、2時間半程で目的地の福井県に着いた。意外と福井県も近いものである。

さて、実はここからが問題である。冒頭でも述べたように、我が車にはロードマップというものが搭載されていない。(僕が忘れたからなのだが。)

「(どうするよー。迷ったりなんかしたら相方に確実に文句言われるなあ。)」

などと思いつつ、北陸自動車道の金津インターを降りる。しかし、その心配は全くの杞憂であった。道なんて、ほとんど一本道である。なんだ楽勝じゃん!逆に、これで迷ったら本当に殺されるがな。一本道であったことに感謝しつつ、僕たちはスンナリと宿のある東尋坊付近に着くことが出来た。まだチェックインまで時間があったので、僕たちはそのまま宿には行かずに、ホームページに書かれていたカニ祭り(プッ。)の行われているサンセット・ビーチへと向かったのであった・・・。

つづく。


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Akiary v.0.51