チベット日記


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2002年2月2日(土)

ごく普通の話

久し振りに飲み会に参加した。久し振りだったのもあるが、かなり良い感じに酔っぱらってしまった。そして、今ようやく家路に着いたところである。かなーり酔っぱらっているため乱文になると思いますが、ご勘弁を。

飲み会のメンバーは、いつものスキー部のメンツと後輩を加えたものである。しかし、最近ではみんな忙しいためかなかなかこれだけ揃うことはない。そういう意味で、今日の飲み会はかなり楽しかった。話す会話といっても普通の話であり、これといって変わった話はしていない。でも、実はその普通の話というのは、とても貴重なものではないかと思うのである。

結局、僕はスキー部に5年間在籍することになるのだが(実質3年間だが)、今まで何か一つの事に、これ程情熱を傾けたことがあったのかどうかを考えてみた。・・・いや、ない。この先(まだ就職をしていないので何とも言えないが)、一つの事にこれ程多くの人が、自分の利害関係無しに取り組めることはまずない、と思うのである。そういう意味で、その時間を一緒に過ごした人たちは友達というより、もう「仲間」といっていいのだと思うのである。

だから「仲間」と話す会話はどんなにくだらない話でもとても価値のあるものであるし、何ものにも変えがたい一番大切なものでないかと思うのである。

今日の飲み会は、ここ最近、試験勉強で疲れきった心には十分な栄養剤となった。「明日からまた心機一転頑張っていこう!」といい気分転換になれた。


2002年2月19日(火)

カノッサの屈辱

またまたお約束、久々の更新です。

先日、僕の愛用のパソコンが壊れまして、ついに新しいパソコンを買ってしまいましたあ。(パチパチ!)
本来なら使えりゃいいってことで安いやつを買うところですが、何を血迷ったのか17万円も出して買っちゃいました。うわぁ・・・。9ヶ月間の貯金が、すっかりパーです。そういえば、大学1年の頃はマテリアル代を捻出するために、カテキョウを週5でダブルヘッダーとかやってたなあ。(今じゃとてもそんなことは出来んが)

それはさておき、前のパソコンには付いていなかった機能をたくさん搭載したこのパソコン、もうかわいくてかわいくて仕方ありません。特に、CD−RWドライブが付いているのは本当にうれしいですなあ。今頃のパソコンにはみんな付いているって?まあ、そう言わずに聞いてくださいよ。と・こ・ろ・が、である。

今年の夏ごろから、CDにコピーガード!

んんんーーー。聞ぃーてねぇーーーぞぉーーー!(`´)

はっきり言って、一般ユーザーにとってのCD−Rドライブなんて、レンタルCD焼くぐらいしか使用法ないじゃん!それなのにコピーガードて!まあ、確かにネットには違法の.mp3とか出回っていて、著作権の問題など深刻になってきているけど、普通の一般ユーザーにはたまったもんじゃないね。

第一、今のPCなんて「自作のお気に入りCDが作れる」ってのが売りのひとつなわけで、「CD−Rドライブついてます、でもCD焼けません。」では、ほとんど詐欺である。(もっとも、文書のバックアップとかで使えばいいのだが。)

まあ、数ヶ月もすれば「コピーガードを打ち破るソフトが出て、さらにそれを防ぐソフトが出て・・・。」とイタチゴッコになるんだけなんだろうな。本当なら、みんなが個人で楽しむ使用をするという大人の対応をすれば済む話なんだろうけど、今のネットの状況を見るとそうもいかんのだろうな。

ああ!でも、何かくやしいわ!

買ったばかりで役に立たなくなりそうなCD−Rドライブに悲しむユーザーのボヤキでした。


2002年2月21日(木)

珍しいこともあります

2日連続更新です。(パチパチ!!)といっても、大したネタはありません。「そんな暇あるなら勉強しろ!」という声が聞こえてきそうですが、それは無視して・・・。

というわけで、今日は宝くじのお話です。「なんだ、またかよ!」と言われる方もいらっしゃると思いますが、これまた無視して・・・。

「夢を買う」の回で僕は宝くじを買ったわけですが、見事に一枚もヒットせず「・・・宝くじなんか二度と買うか!」と半ギレだったわけです。しかし、そんな気持ちもテレビを見ていてどこかへ行ってしまいました。これを見れば宝くじが当たるという番組が今日やっていたのです。

その前に、テレビに何回も出ているので知っている方も多いと思いますが、宝くじの一等を2回も当てた人いますよね。(一等以外にも多数当てているらしいが)あの人の話によると、やれ「笑顔の販売員から買うといい」だとか、「生年月日からラッキーナンバーを出す」とかいう必勝法があるそうですが、あんなものウソです。あんな非科学的な必勝法ではないのです。

みなさん、数学で確率って習いましたよねー。あれによると、くじに当たる確率ってのは誰が引いても同じわけで、くじを引くみんなに同じだけチャンスがあるはずなんです。

ところが、その番組によると、確率ってのは「揺らぎ」というものがあるものらしいのです。詳しいことはよくわかりませんが、東大の偉ーーーい助教授が言っていたので確かなはず、です。その助教授の話によると、つまり確率ってのはみんなに等しいわけではなくて、ツイている人はめちゃめちゃツイていて、ツイていない人はとことんまでツイていないと、いうことらしいです。

「何だ。じゃあ、余計だめじゃねぇーか!」という方もいらっしゃると思いますが、その宝くじが当たる人は、超超超ツイているのかとというと、そうでもないみたいなんです。ここからは計算上の問題なのですが、母数が一世代だけだと宝くじが当たる確率というのは、やはり天文学的な確率になるみたいです。しかし、何世代にも渡って宝くじを買い続ければ、その確率は実に2000万分の1!つまり、日本に6人はいることになるのです。

「これは少しは期待が持てるんじゃないのー。」

と、テレビを見て思わず考えてしまいました。(俺って幸せ者だなあ)ということで、今、超ツイているって人!買ったら当たるかもしんないですよ。僕も懲りずにグリーンジャンボ、買ってみたいと思います。


2002年2月22日(金)

振り子

大学のゼミの先生が東京の大学に移られることになった。その先生というのは、僕が大学時代に法学部で唯一尊敬できるといっていい人物だった。母校から尊敬できる先生がいなくなるのは寂しい事だが、能力のある先生だけに名古屋の片田舎に留まるのももったいない気がする。だから、まだまだ若い先生なので東京に出て行ってバリバリと仕事をしてもらいたいと思う。

ある時、その先生がして下さった話の中ですごく印象に残っている話があるので、今日はその話をしたいと思う。なぜ印象に残っているのかというと、のちのちテレビでビートたけしが全く同じ話をしていたからである。

「振り子というものは左右同じ幅で振れているものであり、片方に高くまで振れようと思ったら、まず反対側に思いっきり振れなくてはならない。」

先生は研究だけに没頭するのではなく、私生活も大事にしてバランスをうまく保つように心がけているという。そして、「お前も仕事だけ一生懸命やってもだめだぞ。バランスが大事だ。」と、当時言われたのだ。

また、ビートたけしに言わせればこうだ。彼は、シリアスな映画を作ろうと思ったら、同じくらいバカなことをしなくてはならないというのだ。彼は、ビートたけしでものすごくバカなことをすればするほど、映画監督の北野武では、目を覆いたくなるような残酷なシーンであるとか、哀愁漂う悲しいシーンが撮れるのだという。つまり、こういうことだ。バカなこととシリアスなことを同じ振り幅にすることによって、自分のバランスをとっているのだ。

確かにそうだなあ、と僕は思った。今、世の中にモラルがないといわれるのは、振り子でいう片方にだけ偏っている人間が多いからではないのだろうか?チャラチャラした奴らはチャラチャラするだけで、仕事人間は本当に仕事しかしない。本来であったら、片方に振り子が振れたら逆の方向に同じだけ振れなくてはならないのに、無理に片方にだけ振れようとするためにイビツな振れ方になり、さまざまな問題が生じるのだ。チャラチャラしようと思ったらどこかで自制しなくてはならないし、反対に、いい仕事をしようと思ったら思いっきり遊ばなくてはならないのだ。

「人間は振れる幅が大きければ大きいほど器がでかい。バランス感覚が重要だ。」

先生がポツリと言ったそんな言葉を思い出し、僕もそんな人間になりたいと思った。


2002年2月25日(月)

松岡修三

不正だとか、アメリカの愛国心発揚の場だとかいろいろ言われて、何かと曰く付きのオリンピックとなってしまったソルトレイクオリンピックだったが、その16日間の僕の感想としては

「感動してしまった!」

月並みではあるがこの一言に尽きる。やはりスポーツはいい!

ソルトレイクオリンピックでは、当然のことながらTV各局で特番を張っていたわけだが、僕が特に目を引かれたのは日テレ系列の特番だ。日テレでは、何人かキャスターがいたわけだが、中でもとても気になるキャスターがいた。

松岡修三、その人である。

ご存知の通り、数年前まで日本のテニス界を引っ張ってきた彼であったが、最近ではスポーツキャスター業で活躍しているのだ。それまで、あまり彼のことは僕は知らなかったわけだが、特番を見ていてものすごくびっくりした。

とにかく、熱いのだ。ジャンプからスピードスケートまで、いろんな競技において彼が応援をするのだが、その応援っぷりがすごすぎる。自分が出ているわけではないのに、まるで自分のことのように応援するのだ。

日本の選手が負ければ真剣に悔しがるし、逆に勝てば思いっきり喜ぶ。

最初は、彼のあまりの熱狂ぶりに少し引いてしまったが、おかしなもので毎日見ているうちに段々その姿が清々しく見えてくるのだ。中途半端に熱いとうっとうしく感じるだけだが、あの域まで達すると逆に否定的に見ている自分が恥ずかしくなってくるのだ。

勝つことだけのために4年間を費やすアスリート。結果を出した人もいれば、出し切れずに悔し涙を流す人もいる。その姿を見て僕達がなぜこんなに感動するのかを考えてみると、やはりその姿が一生懸命だからではなかろうか。

結果が出ても出なくても一つの事に打ち込む姿、それは無条件に美しいのだ。その真剣なアスリートに対して、応援する側も誠実な態度で臨む。この態度は、ある意味当然のことなわけだが、なかなか出来るものではない。例えば、スポーツを大して好きでもないのに司会をしている某狂言役者とM娘。とかね。彼らでは、感動がイマイチ伝わらないのだ。

何事も一生懸命であるからこそ感動が生まれる。

そんな自明のことを、松岡修三を通して改めて感じたのだった。


2002年2月27日(水)

ムネオハウス

ニュースを見るたびに

「ムネオハウスが・・・。」
「ムネオハウスでは・・・。」

・・・ってムネオハウスて!(苦笑)

僕の中では「稲垣メンバー」以来の衝撃だった。もうちょっと何か言い方あるよね。

しかし、とにかくこんなくだらん事を、公共の電波を使って連日連夜流すのは、いい加減やめにしてほしいね。まったく、こんなんでは日本の政治レベルが問われるね。ホント。

国民の税金を使ってロシア人に媚売って、この人はホントに何やってるんだろうねー。ムネオさんより、アホの坂田の方がまだ良識あるよ。いっそのことアホの坂田にムネオさんの代わりをやってもらおうか。ムネオさんのことはもう分かったから、国会ではもっと違うことで論争をしてほしいね、マッタク。こんなことをずっとやってんのなら、吉本新喜劇にみんなチャンネル換えちゃうよ。(しつこいって?)

BSEにしても、失業率にしても、もうかなり切羽詰まった状況にきているのに、効果的な対策をすることもできず、くだらない茶番劇。国民が国会に愛想を尽かしても仕方のないことである。これらの騒動に伴って小泉さんの支持率も急降下しているわけだが、ワイドショーにいちいち反応する国民もアホだな。一連の騒動は小泉さんだけの責任とはいえないわけで、ものごとの一部分だけを見てワアワア騒ぐのは懸命だとは言えないだろう。

だから、小泉さんには当初の宣言通りに、構造改革を実現してほしいものである。現在日本が不況を脱しきれないのは今までの政策では対応できないからであり、そういうわけで小泉さんは新しいことを試みているのである。今はまだ新しい試みを始めたばかりであり、やってもいないうちに、途中で政策と関係のない意味のないことで挫折してほしくないのである。

早くアホの坂・・・。失敬。ムネオさんには国会議員をやめてもらって、国政の本来の姿を見せてもらいたいものだ。ムネオさんはロシア人に「あなたは私たちの友人です。」と言われているぐらいだから、ロシアのムネオハウスで楽しく暮らしたらどうだろう?


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