チベット日記


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2002年6月1日(土)

3,1415926535・・・の不思議

何でも「合理化」という風潮が嫌いだ。

今、小学生は円周率は「3」と習うらしい。いやいや、おかしいじゃないか。僕らの頃は、確かに円周率は「3、14」だと習ったはずだ。

別に「3、14」という数字に意味があるわけではない。夏休みに円周率を300桁まで覚えたと自慢するやたら記憶力だけがいい奴もいたが、それでも、円周率はしっかりと子供心に割り切れない数字として認識されていたものだ。

それがである。円周率は「割り切れない数」のはずなのに、「ゆとり教育」か何か知らないが、合理的ではないという理由で無理やりに割り切ってしまうのである。これはいかがなものだろうか。

僕は高校生の頃、大人になるということは「割り切ることだ」と思っていた。(いやなガキだな。)「いやなことも何もかも含めて、どこかで線引きをして妥協すること」を大人だと思っていた。

しかし、実際はどうだろうか。最近、僕はそれは全く逆じゃないのか、と思うのである。大人ってのは、「割り切る」ことじゃなく、「割り切れないことに最後まで粘って踏ん張ることじゃないか」と思えるようになってきたのである。

世の中には「割り切れる」ことの方がむしろ稀なわけで、その「割り切れない」部分をいかにして埋めようかと考え、粘るのものである。だから、そのために大人はどんなに泥にまみれても、いやな思いをしても懸命に頑張るのだ。僕は、そんな大人カッコいいとさえ思う。

では、何でもかんでも「合理的でない」という理由で削られていったらどうなるだろうか。「あの作業は無駄だ。」、だからやらない。「あの人は役に立たない。」、だから付き合わない。と、なりかねないではなかろうか。

たかが「3、14」が「3」になったことと、実生活を同格で扱うなという声が聞こえそうだが、世の中が「合理化至上主義」になってきていることは確かなことである。だが、僕は「割り切れないもの」は「割り切れないもの」として考えた方が自然な流れだと思うのだが、いかがだろうか。


2002年6月3日(月)

お知らせ

しばらく試験モードのため、日記は更新しないと思います。
HPはチェックしてるのでBBSで会いましょう。

それでは、またの機会に・・・。


2002年6月10日(月)

更新しないと言っといて

日本、ついにW杯悲願の初勝利!

いやー、盛り上がりましたねー、日本×ロシア戦。何でも昨日の平均視聴率は60%以上だそうで、実に日本人のほぼ3分の2の人が見た計算になります。

盛り上がっているところに水を差すようですが、「何気にみんな、日本のこと好きなんじゃん!」、今朝のトクダネを見ながら思いました。

世界からエコノミックアニマルなんて呼ばれる普段あまり感情をあらわにしない日本民族がですね、バカみたいに騒ぎまくって、もう猫も杓子も「ニッポン、ニッポン、ニッポン」コール。もういい加減しつこい観のある道頓堀に飛び込む輩もいるし、日本中が大フィーバーなわけですよ。

しかしですね。はたしてそれ程までに日本のことを思っている人っているんですかねー?だって、街頭で「今の日本の総理大臣だれですか?」って尋ねられたら、平気で「中曽根!」って答えられる国ですからね。(いつの話だよ!)本当に、日本のことを思ってんのかね、あの人たちは。

「お前はうれしくないのか!」って聞かれれば、そりゃ嬉しいですけど、あれほどJリーグ盛り上がってないのに、行事モノになると途端に盛り上がれる日本人の特質というか、能天気さというか、少し冷ややかに見てしまいました。

なぜこんなことを言うのかというと、海外では、やっぱりサッカーの文化が根付いてますからね。それで、全て分かった上で盛り上がっているわけですから、サッカーで盛り上がれるのも納得がいくわけですよ。だから「ええっー、オフサイドってなに?」と言いつつも、ちゃっかり日本代表のユニフォームを着て応援するなんてことは、外国では考えられないわけです。

良くも悪くも、日本人ってのは流行ものに乗っかるのだけはうまいですよね、ホント。

ちなみに、僕は日本中がサッカーで盛り上がってる頃、友人のA川と漫画喫茶「らいぶらりぃ」にて、「バーチャルW杯」をするという非国民ぶりを発揮してしまいました。
しかも、スコアは2−0でロシアの勝ち。(僕が負けました)いやいや、本気でサッカーファンに殺されそう。

まあしかし、こんなこと書いてますけど、本当は日本のことすごく応援してます。
マジでよかったね日本代表!次も頑張れ!


2002年6月12日(水)

空気

更新しないと言っておいて早速公約破りです。手っ取り早く更新しますんで、お許しを。

一般的に、日本人男性は外国人男性に比べると、愛情表現が下手といわれております。現在では、退職金をもらった途端に即離婚という「定年離婚」が増えているそうですが、これは一説によると夫の愛情不足が原因と言われています。

「たして日本人男性には本当に愛情がないのでしょうか?

いや、決してそんなことはないと思います。愛情が無いのではなく、ただ、その愛情表現の仕方が分からないだけなのだと思うのです。アメリカ人のように普段から「I LOVE YOU,HONEY.」なんて言える人達ならいいです。でも、日本人の男性(しかもいいおっさん)が突然「今日の晩ご飯おいしかったよ、ハニー、愛してる。」なんて言ったらどうでしょう。次の日には、一風変わった病院に連れて行かれかねません。やはりこれは文化の違いでしょう。

文化の違いをよく表している例として次のようなことを挙げたいと思います。よく日本人の男性に奥さんのことを表現してくださいというと、「空気のような存在」と答えることがあると思います。この表現は良に捉えれば、「普段はそのありがたさは分からないが、生きていく上で不可欠」と考えることができます。そう考えると、日本人の女性観を、ある意味で言い得ていると思います。

ただ、これはあくまで夫側から見た奥さんの姿であって、奥さんの方から見れば失礼この上ない表現ですね。奥さんにしてみれば「いるかどうか分からない存在」であって、夫からの愛情を感じることはなかなかできないわけです。このあたりが日本人男性の女性に対する誤った認識かもしれませんね。

なるほど、愛情表現ってのも難しいですね。そこで、僕は世の男性に提唱したいです。
愛する女性を「空気ではなく、一酸化炭素」と思ったらいかがなものかと。

「一酸化炭素」は毒性があるので、吸ったら当然死にます。だから、常に危険と隣り合わせなわけですから、「放っておきゃいいや。」では済みません。ただ、注意すれば特に問題なく生活できるわけで、逆に仲良く付き合っていけるのではないのかと思うのです。

女性にとってもいるか分からない「空気」より、存在感のある毒性の「一酸化炭素」の方が断然良いでしょう。(ですから、たまにキレて存在感をアピールするのも良いでしょうね。)

まあ、僕は「一酸化炭素中毒」で死ねるなら本望ですけどね。それぐらい愛されたいですよ。(笑)


2002年6月18日(火)

だからさあ

太い足にルーズソックスは、バッファローマンにしか見えないんだって!

・・・何でも履きゃかわいいってもんじゃないぞ。


2002年6月19日(水)

センターライン

真夜中に車を走らせ

白く光るセンターラインが延々と続くのが見えた時

どこまでも行けそうな気がするのは僕だけだろうか。


2002年6月20日(木)

小学生か!

日本は惜しくも負けてしまいましたが、まだまだ盛り上がるW杯。ちょっとばかし面白いニュースが入ってきたので日記更新。(「お前余裕だなー。」という声は無視して。)

先日70%という驚異的な視聴率を残したイタリア×韓国戦。延長戦で決勝点を決めた安貞桓(アン・ジョンファン)選手ですが、なんと!イタリア相手に決勝点を決めたばっかりに、所属先のペルージャから解雇されてしまいました。何でも、

「パンも食えないような安貞桓選手を拾ってやったのに、そのイタリアを侮辱した。」(ペルージャ会長談)

というのが、理由らしいです。

いやー、イタリア人熱いじゃないですかー。ん?待てよ。ということは、わざと負けろと?それ、八百長じゃないっすか、アンタ!自分のひいきチームが負けたからって、いちいち解雇されていたらそりゃたまりませんよ。いいんですかね、ここまでエゴ丸出しでチーム経営をしちゃって。外人さんのやることは分かりませんわ。

しかし、ホント小学生並みの思考ですよね。「アン君、そのゆるいパーマ気に入らんから君、クビ!」って言うのと同じですよ。もし、こんなことが自分の身に降りかかったらと思ったらゾッとしますね。

仮に僕がロシア国籍の会社に勤めるサラリーマンだったとします。
それで、日本対ロシア戦の後に、「昨日はロシアに勝ったことだし頑張るぞ、ボルシチ!」なんて言いながら会社に行ったら、席が無いわけですよ。

僕「あれ?なんで席がないんですか、課長。」
課長「キノウ、ロシア負ケタ、ファッキンジャップ。ユー、クビネ。」

なんてロシア人なのになぜか英語でクビを宣告されるわけですよ。
こんなことがまかり通るはずないじゃないですか。さらに、

「ユー、ロシアデ、マグロ漁船、待ッテル」

とか言われて、極寒のロシアに出向ですよ。これはマジでペレストロイカ。ゴルビーもびっくり状態です。いやいや、たかがサッカーで路頭に迷うことになったら、W杯なんて安心して見ていられませんよ。外資系の社員はもうビクビクです。

まあ、こんなことは一応法律で雇用が保証されているサラリーマン社会では考えにくいことなんですけど、個人事業主のプロサッカー選手は大変ですね。クレイジーなオーナーのことも考えながらプレーをしなきゃならんってことですもんね。もっとも安貞桓選手もペルージャでそんなに活躍しているわけでもないみたいなんで、今回のことがなくても解雇されていたかもしれませんけどね。いずれにせよガウチ会長とやらは幼稚ですけど・・・。

−−−−−−−−−−

しかし、サッカー人気は日本ではまだそれほどでもないんですけど(にわかファンの多さはナンバー1だと思うが)、海外ってやっぱりすごいんですかねー?正直、あきれましたよ今回は。

またまた関係ないんですけど、安貞桓選手、髪型何とかした方がいいですね。そういえば、俺も髪伸びてきたし、流行のベッカムヘアーにでもすっかな。(というかまず痩せろ!)


2002年6月21日(金)

ココロに花を

♪ココロに花を
♪もどかしき今日の俺に捧げるのさ

♪部屋を飾ろう
♪大切なあの頃の思い出の絵を

どうも。アンダーな気分のひびのです。って全然そんなことないんですけどね。だいたい花の名前なんてチューリップとバラぐらいしか知りませんし、絵を見て感動したことなんて一度もありません。という、無文化を絵に描いたような男ですからね。

しかし、ココロに潤いがないのは確かですよね。

朝起きる
 ↓
飯食う
 ↓
机座る(勉強)
 ↓
飯食う
 ↓
机座る(勉強)
 ↓
飯食う
 ↓
寝る

一体この生活のどこに潤いを感じろというのでしょうか?これで潤いを感じているようでしたら、もうおじいちゃんですよ、マジで。「生きてるだけでえぇー。」なんて言っちゃって、縁側で茶をすすってるわけです。

あぁー生活に潤いが欲しい。
恋がしたい。恋がしたい。恋がしたい。
菅野美穂はかわいかった。かわいかった。かわいかった。
冷えたカツ丼が食べたい。食べたい。食べたい。
安貞桓のパーマはゆるい。ゆるい。ゆるい。
だけど奥さんはミスコリア。コリア。コリア。
オチが見つからん。見つからん。見つからん。

なら書くなよ!・・・生活に潤いが欲しい。


2002年6月22日(土)

ジャロって何じゃろ

誇大広告、過大表示はいけません。

今日食べた天ぷらうどん。3分の2が「衣」ってどういうことだ!そりゃ、「衣うどん」だろうが!「天使のブラ」気取りか、貴様!

え?どちらも食べてみて初めて分かるって?全然オチてねぇーよ!

ということで明日の試験がんばります。


2002年6月25日(火)

余計なお世話

世の中には「世話好きの人間」というものが存在する。よく言えば「面倒見がいい」ということだが、個人主義のこの時代、そういう人間は逆に嫌われるものだ。

例えば、服屋に行ってもそうだ。やたらと「これなんかいかがですか?」と薦めてくる店員より、むしろスカした感じで「ええー、買うんですか?めんどくさい」ぐらいの店員のほうが、僕にとっては都合がいい。

「お前、人とコミュニケーションできねーだけだろ!」という鋭いツッコミがあることと思われるが、それはさておき、自分のテリトリーというものが明確に存在するのは確かなことである。・だから、その領域にズカズカト入ってくることは許されるものではない。軽い自閉症かよ、俺。

それでね、結局何が言いたいのかって言うと

「バイアグラ、余計なお世話です」ってことだ。

”VIAGRA and more,online”

これがまた、毎日メールで入ってくるのだ。まったく、このメッセージだけで俺のフォルダ全部埋まっちゃうよ。まだまだ、おらぁー現役だ。余計な世話はいらねーよ。(いや、必要になったらマジこっちから問い合わせるから。)エロサイトの勧誘に続き、今度はバイアグラ。もういい加減、放っておいてくれないかなぁ。

やりすぎは嫌われますよ。


2002年6月26日(水)

才能

テキスト系のサイトを回っていると、自分の文章力のなさに愕然とする。世の中には才能のある人がたくさんいるものだ。

この文章力の差は一体どこで生まれるのだろうか。考えられるのは、やはり読書の量だろうか。かくいう僕は全くと言っていいほど本を読まない。定期的に読んでいるといえば、「週刊ビックコミックスピリッツ」ぐらいだ。って漫画かよ!

いわゆる難解な本を読もうとしたことはある。しかし、難解な本にはたいてい注釈がついているものだが、そもそもその注釈の意味が分からない。注釈の注釈がいるという何とも訳の分からない状態になり、結局、本を読むのをことすら放棄することになる。そして、いつの間にか本を読むことを敬遠するようになり、23年という月日が流れてしまった。こうして、いつしか読んでいる本が「スピリッツ」だけというダメ人間が出来上がってしまったわけである。

まあ、無い才能のことをグチグチ言っても仕方ないので、今後日記を書いていく上で参考にするべく、テキスト系サイトがどういった内容を書いているのか分析してみた。

@批判系

かなり切り口の鋭い口調で世相、その他をバッサリ。見る人によっては不快に思うことすらあるような論調で書き倒す。センセーショナルの方がやはり読者にとっては面白い。

Aオタク系

マニアックな内容が延々と綴ってある。もはや僕には記号の羅列にしか思えない内容だが、ターゲットを絞って書くことも、ある意味正しい道かもしれない。

B下ネタ系

一番書きやすいと思う。
だってみんな下ネタ好きでしょ?僕も自分で書いていて気づいたのだが、オチに下ネタを持ってくることが多い。(僕が好きだけか?)

だいたいこんな感じに分類できると思う。ってところで考えてみる。これらの3つが何のためらいも無く書くことができるのは、ある程度インターネットの匿名性が確保されているからではないかと思うのである。

僕なんかはこんなごく内輪のサイトで、しかも面が割れているわけで、あまり過激な主張をするわけにもいかない。コアな話題をしすぎてオタクと思われるのもいやだし、ましてや下ネタを振りすぎて「人間性を疑われる」というのもこんなチンケなサイトの代償としては大きい。

うーむ、HP開設して1年経ってこんなことに気付くなんて、俺はアホか。まあ、ぼちぼち更新していきますけど。にしても、才能ってのはそうそう与えられないものだ。


2002年6月27日(木)

え?

いよいよ決勝を残すだけとなって、W杯ネタもなくなってきたかー。



「え?」

「だ、大五郎?」

「ぢゃ、ぢゃーーーん!」

じっと我慢の子でした。ってロナウドさん、アンタそれやりすぎだわ。彼曰く「実験」らしいが、一体何の実験?もしかして日本で大五郎カットを流行らす実験ですか?だとしたら壮大な実験ですなー。

たしかに、ベッカムのモヒカンは日本だけでなく世界的に流行りましたよ。僕も、先週の試験会場で何人かベッカム会いましたからね。(黄色人種の)でもさすがにこれは流行らんでしょ。

カリスマ美容師も困惑ですよ。

カリスマ「いやー、今日だけでベッカムにしてくれって人が10人も来ましてねー。」
レポーター「W杯の影響力もすごいですよね。」
カリスマ「もう、ベッカム様々ですよ!」

なんてインタビューがあったとかなかったとか。

カリスマ「いやー、今日だけで大五郎カットにしてくれって人が10人も来ましてねー。」
レポーター「W杯の影響力もすごいですよね。」
カリスマ「もう、ロナウド様々ですよ!」

・・・ありえん。ありえないよ、ロナウド。あんな変な髪形、アニマル浜口以外してる人見たことないよ。断言しましょう。あなたの真似をする奇特な方はいません。

って言っておいて再来週の試験会場、大五郎でいっぱいだったらどうしよう。そんなことありえんか。本当に何の実験なんだろうか?僕には罰ゲームにしか思えんが・・・。


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